先日何気なくDVDを借りて観てみました。タイトルは「
恋するベーカリー」。主演女優はアカデミー主演女優賞を何度も受賞しているメアル・ストリープです。タイトルを観ても明るくコメディ風なのかと思って期待してみていました。離婚した夫婦が10年後に再会して再び恋に落ちて・・と最初は楽しい内容でアップテンポに進んでいたものの、だんだん離婚した夫婦の関係やら、その子供たちの関係やら、新しい恋人や再婚相手の関係やらと複雑な話になっていき、「どこが恋するベーカリーなんだ?」と疑問に思うことばかりで終わってしまいました。ベーカリーがでてくるシーンもほとんどなかったですし、最後に英語の原題をみてみると、「It's Complicated」(和訳すると「複雑だ」)だったので、日本語のタイトルとの違いように驚きました。
省略しないと脅しになる!?
英語には省略した形がありますね。
『Do not』なら「Don't」
『You have』なら「You've」
『You had better』なら「You'd」
……という感じに。
実はコレ、単に短縮しているだけじゃないんです。
上記のように省略できるもの中には、”省略しないと語気の強いニュアンスになる”ものがあるのです。
例えば、『I do not like it』という文。
普通に訳せば「私はそれが嫌いです」になります。
しかしネイティブの人には、
「私がそれを嫌いだと、知っているでしょう!?」
という、ちょっと強めに「嫌いだ!」と言っているように聞こえます。
会話の時、省略できる部分をあえて省略せずに話すと、語気が強まった言い方になる場合があります。
特に「You have to do」の場合だと、『~しなきゃ命に関わるぞ!』と脅迫しているように聞こえてしまいます。
もしネイティブの方と話す機会があったら、省略できる所はした方が無難です。
先に英語に不慣れだと伝えるなどして、注意しましょう。
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